ゲルゲル

 

 

『パープルームのオプティカルファサード』

 

 

 

会期:2017年2月4日(土)〜2月26日(日)

 

会場:ギャラリーN

〒464-0816 愛知県名古屋市千種区鏡池通3丁目5−1

Kagamiike St. Chikkusa-ku

Nagoya-city Aichi-state JP.

 

OPEN 13:00-20:00(opened only exhibition)

CLOSE 水(Wed)・木(Thu)

 

http://www.f-g-n.jp

 

2月26日:クロージングイベント「ファサードの前で」

梅津庸一、パープルーム予備校生、他

 

 

 

 

 

リスカちゃん

あま

宮下大輔

小林椋

花木彰太

予定と卵

KOURYOU

アラン

梅津庸一

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

不定形の炎症としてのオプティカルファサード

 

 

 

 

展覧会とは一定期間、ある場所に出現するテンポラリーな書き割りだと言える。

 

それは観客に一定期間、公開され一定数の人が鑑賞し、その後解体されそれぞれの場所に散っていく、もしくは廃棄されてしまうこともある。

 

作品は、誰かに保有されることもあれば、そうではない場合もある。記録だけが残ることもあるし、記録すら残らないこともある。そういうなかで美術とはいったいどこに蓄積、あるいは堆積したものを指すのだろうか?

 

 

個人の記憶か?インターネットか?美術館、や個人にコレクションされたら残ったことになるのか?

 

批評が書かれたら存在したことになるのであろうか?

 

 

その問いにすぐに答えることはできない。しかしながら、その危うい前提を自明のものとして作ることはできる。

 

 

『パープルームのオプティカルファサード』とはパープルームの名のもとに、出自、信条、生息地の違う作家の作品が集結したひとつの正面性の強いディスプレイだ。それは今の日本の美術周辺の地勢図であり視覚芸術のゲートである。

 

作品として見るにはキメラ的過ぎるし、ハプニングにしてはおとなし過ぎるだろう。

 

それでも、眼圧が高まり、喉の奥が熱くなるような人工物は作れる。

 

『パープルームのオプティカルファサード』は制度と造形と出会いのログ、まさに「不定形の炎症」なのだ。

 

 

 

文責:パープルーム

 

 

 

 

※『パープルーム』

 

教育機関であり活動拠点でもある神奈川県相模原市にある「パープルーム予備校」、ウェブサイト「パープルームHP」(http://www.parplume.jp)、移動式の画廊「パープルームギャラリー」機関誌の役割を果たす「パープルームペーパー」他に「パープルームクッキング」、「パープルミーティング」、「ゼリー状のパープルーム容器」、「パープルームプーポンポン」など。パープルームとは様々な水準の活動、事柄をまとめあげ、横断する運動体の名称である。

 

 

主な活動にパープルーム大学(山下ビル/名古屋)、パープルーム大学物語(ARATANIURANO/東京)、パープルタウンにおいでよ(パープルーム予備校ほか/相模原)、X会とパープルーム(もりたか屋/いわき)などがある。