2017年12月2日(土) - 10日(日)
13:00-19:00 (2日 17:00-19:00、10日 17:00まで)
ギャラリー鳥たちのいえ(鳥取市本町1丁目201 ミュトスビル)
イベント|
12月2日(土) 17:00- 開校式 (西島大介×梅津庸一 司会=筒井宏樹)
12月3日(日) 16:30- シンポジウム (彦坂尚嘉、梅津庸一ほか参加作家)
主催|鳥取大学地域学部附属文化センター
お問い合わせ|tsutsuihiroki115@gmail.com(筒井宛)
Parplume University –Fantasia from top to end
2 – 10 December 2017
13:00-19:00(open 17:00 - 19:00 on 2 Dec, open until 17:00 on 10 Dec)
Gallery Toritachi-no-ie (Mythos Bldg., Honmachi 1-201, Tottori)
美術家、梅津庸一の私塾「パープルーム予備校」による展覧会「パープルーム大学
尖端から末端のファンタジア」を鳥取で開催します。
本展覧会は、前衛と後衛、ハイカルチャーとサブカルチャー、都市と地方、
ニューメディアとオールドメディアといったさまざまな対立をテーマとします。
こうした対立は、眼前に立ちはだかるものなのか。一部の人々の意識にのみ宿るもの
なのか、そもそもまったく偽の対立なのか。グローバル化の背後で、さまざまなかたち
で浮上するこれらの対立を前提としながら現代における想像力について考えます。
本展覧会は、梅津庸一と、アラン、安藤裕美、智輝のパープルーム予備校生に加えて、
多様なゲスト作家とともに展示します。また、関連イベントとして、シンポジウムや
トーク、パフォーマンスを予定しています。
We are pleased to announce that we will hold “Parplume University –Fantasia
from top to end,”the exhibition organized by “Parplume Yobiko,” the private school
of the artist Yoichi Umetsuin Tottori. The theme of the exhibition is various
antagonisms such as avant-garde and rearguard,high culture and subculture,
city and countryside, new media and old media. Are those antagonisms standing
in front of our eyes, or inhabiting minds of only certain people? Or, are those
antagonisms totally illusional? We are focusing on the imagination of today coming
up in various forms behind the globalism, premising those antagonisms.
The exhibition welcomes the works of artists as guests in addition to the works of
Yoichi Umetsu and Parplume students, Alan, Yumi Ando and Tomoki. The
symposiums, gallery talks and performances are scheduled as the related events.
参加作家
山本悠
永田康祐
西島大介
久松知子
小池奈緒
彦坂尚嘉
TYM344
藤城嘘
名もなき実昌
皆藤齋
平山昌尚
シエニーチュアン
qp
梅津庸一
しー没
小林椋
フナイタケヒコ
海野林太郎
パープルーム予備校生
安藤裕美
智輝
アラン
新入生
プロフィール『パープルーム』
パープルームとは、2013年に誕生した絵画に特化した美術の共同体である。
神奈川県相模原市にある私塾「パープルーム予備校」をその活動拠点とし、
学校と生活の場と発表の場を兼ねている。パープルーム予備校生たちは
半共同生活を営みそこには多くの人々が訪れる。
ウェブサイト「パープルーム HP」、移動式の画廊「パープルームギャラリー」
機関誌の役割を果たす「パープルームペーパー」、関連施設の
「パープルーム見晴らし小屋」、「パープルームプーポンポン」
他に「パープルームクッキング」、「パープルミーティング」など。
パープルームとは様々な水準の活動、事柄をまとめあげ横断する運動体の
総称である。パープルームという語の由来は諸説あり外光派(紫派)の部屋、
バーチャルな馬、地球物理学のスーパープルームなど未だに謎に包まれている。
Profile|
Parplume was born as the art community specialized in the painting in 2013.
Parplume works at“Parplume Yobiko,” the private school in Sagamihara-city,
Kanagawa-prefecture, functions as the school, the space for living and the
space for exhibition. Parplume students mostly live together and many people
come to visit there. Their activities are varied as the website “Parplume HP,”
the mobile gallery “Parplume Gallery,”their organ “Parplume Paper,” and the
related institution “Parplume Gazebos” and “Parplume Poo Pon Pon,” and
“Parplume Cooking” and “Parplume Meeting.” Parplume is the term for
moving bodies gathering and crossing activities and thing on various levels.
http://www.parplume.jp
パープルームの日々の営みは予備校生との密接な関係、出入りする人々との
間に発生する。しかしながら、目に見える活動だけがパープルームの営みではない。
たとえば絵を描いているから「制作」、テキストを書いたら「批評」ということで
はなく、制作、批評、生活、思考はそれぞれのポジションを入れかえながら存在して
いる。またそれは他者によって再設定されることもあり得る。
アウトプットされなかった「思考」だけが作品足り得る場合もあるし、制作が批評行為
にあたることもあるだろう。それらは本来は有形/無形、オンライン/オフライン、
プレイヤー/観客の境目に規定されずに漂っている。だけれども現実はもう少し硬直
していて、それぞれがそれぞれの役割を演じている。『パープルーム大学 尖端から
末端のファンタジア』はそうしたことを前提に、物理的に展開される想像力の受け皿、
思考のマケットとして構想された。
相模原で思考実験として構想された「ある秩序」が鳥取に姿を現す。この試みが
わたしたちにとって自明のものとなり過ぎている「展覧会」をはじめとする美術全般の
制度、概念へのストレステストとなることを希望する。美術の先端から末端あるいは、
末端から先端に少しでもにじり寄るために。
梅津庸一(美術家/パープルーム主宰)
梅津庸一 未遂の花粉 2017 愛知県美術館
西島大介『網状言論F改』(2003,青土社より) 装画
永田康祐 Translation #1,Translation #2 2016
恋せよ乙女!パープルーム大学と梅津庸一の構想画 ワタリウム美術館 2017
パープルームの蟻塚 Photo by Fuyumi Murata
恋せよ乙女!パープルーム大学と梅津庸一の構想画 ワタリウム美術館 2017
パープルームの蟻塚 Photo by Fuyumi Murata
恋せよ乙女!パープルーム大学と梅津庸一の構想画 ワタリウム美術館 2017
パープルームの蟻塚 Photo by Fuyumi Murata
恋せよ乙女!パープルーム大学と梅津庸一の構想画 ワタリウム美術館 2017
ゲルゲル祭 Photo by Fuyumi Murata
TYM344 AF544895B 2015
久松知子 〈美術〉の神様 2017
久松知子 思い出アルバムpainting 山形の美術家たち 2017